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地震と住宅の新常識
自分だけの家を叶える!住宅設計事務所選びのポイントと魅力を紹介のインデックス
注文住宅で家づくりを進めるなら、こだわりや理想を詰め込んだ自分だけの家を建てたいと願う方も多いでしょう。家づくりはハウスメーカーや工務店に依頼するケースも多いですが、最近では自分たちだけの住まいを叶えるため、建築事務所や建築士事務所など住宅設計事務所への依頼を考える方も増えています。
こだわりの家づくりを実現できる住宅設計事務所ですが、ハウスメーカーや工務店との具体的な違いは、あまり広く知られていません。自分だけの家を建てたい方に向け、住宅設計事務所のメリット・デメリットをはじめ、どのような方に特におすすめかを詳しく解説します。
住宅設計事務所とは、建物の設計や工事が図面通りに行われているかを確認する「監理業務」も担う建築家がいる事務所のこと。個人や少数精鋭の限られたメンバーで活動する「アトリエ系設計事務所」をはじめ、数十人・数百人単位で建築士が所属する「組織設計事務所」など、規模感は多岐に渡ります。
代表者の名前を掲げることも多い「アトリエ系設計事務所」は、建築家の個性や主義思想が設計に反映されやすく、デザイン性の高い建物が多いのも特徴的。得意とする分野は事務所によって異なりますが、個人の住宅だけでなく大型店舗やホテルなど、扱う建物にも事務所の個性があらわれています。
「組織設計事務所」は規模感を活かした組織的な活動が中心で、扱う建物も大病院や大型のショッピングモールなど規模感の大きな建物が多いです。個人の住宅を手掛けることはほぼないため、個人の依頼先としてはアトリエ系設計事務所が主流になります。
いずれの住宅設計事務所もデザインや間取り、性能にもこだわった建物を一から設計し、作りあげていくのが特徴です。ハウスメーカーや工務店との違いを比較しながら、さらに詳しく見ていきましょう。
ハウスメーカーは、全国展開するなど比較的規模の大きい企業が多く、複数のプランの中から選んで家づくりを進めていくのが一般的。希望に合わせて一から設計していく住宅設計事務所と異なり、ある程度間取りに制限があります。プラン外の希望は特注扱いになるほか、場合によっては対応自体が難しい場合も多いでしょう。
ハウスメーカーは企業規模を活かして土地の仕入れからアフターメンテナンスまで、一貫したサポートを提供する企業も多いです。全国的な知名度によるブランド力や、充実したフォローが希望の方にハウスメーカーはおすすめです。
工務店はハウスメーカーと比べると規模感が小さく、対応エリアを絞った地域密着型で展開するケースが多いのも特徴的。住宅の設計から監理・施工までを一手に引き受けるため、あらかじめプランの決まったハウスメーカーよりも設計の自由度が高くなっています。
設計は専属の建築士が行う場合と、提携先の建築士に依頼する場合があり、どちらも工務店が得意とする工法やデザインを中心とした設計になりやすいです。こだわりの住宅を一から作りあげたいという希望があるなら、住宅事務所への依頼が最適といえるでしょう。
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ハウスメーカーや工務店ではなく、設計に特化した住宅設計事務所だからこそ得られる、2つのメリットを紹介します。
ハウスメーカーや工務店では、家づくりの打ち合わせや相談の窓口となるのは主に営業担当者です。規模感の大きな企業ほど営業担当者が設計の専門知識を持つケースは少なく、問い合わせに対して専門部署への確認を挟むケースも多いでしょう。
「設計」に特化した設計事務所なら、家づくりに関する専門的な知識に基づいたアドバイスが受けられます。また要望をヒアリングしながらその場で簡易的な図面を起こしてくれるケースも多く、より具体的なイメージを元に打ち合わせがしやすくなるでしょう。建築士ならではの斬新で質の高い提案を受けられるのも、住宅設計事務所ならではの魅力です。
住宅設計事務所に依頼すると、施工は提携している工務店や施工業者が担当します。設計と施工を完全に分離し、設計事務所が図面通りに施工されているかを確認する「監理」を担うため、万が一施工ミスがあってもすぐに気付けるチェック機能が正常に働くのも、メリットの1つです。
住宅設計事務所への依頼を検討するなら、メリットだけでなくデメリットも正しく把握しておきましょう。注意したい2つのデメリットを紹介します。
住宅設計事務所に設計監理を依頼したときの費用目安は、工事費のおよそ10~15%。仮に工事費5,000万円の建物の場合は、500万~750万円が相場です。ただし住宅設計事務所は施工を担当しないため、依頼時に工事全体の見積もりが出せません。
正確な工事金額を算出できるのは、図面が確定し、施工を担当する工務店や施工店から見積もりが掲示された後になります。具体的な金額が最初に掲示できないため、いざ見積もりが出てから予算オーバーになる可能性も高いです。
住宅設計事務所では一からこだわりの家づくりを進められますが、自由度が高い分検討事項も多く、打ち合わせに時間がかかりやすいです。また施工を担当する工務店との調整期間も必要になるため、工事着手まで通常よりも時間がかかります。そのため、ある程度プランの定まったハウスメーカーと比べると、完成までに時間がかかる点に注意が必要です。
家づくりをどこに依頼するか迷っている方に向け、住宅設計事務所での家づくりがおすすめな方の4つの特徴を紹介します。
設計の自由度が高く、細部までデザインにこだわる住宅設計事務所は、自分だけの個性的なデザインの家を建てたい方に最適です。要望を取り込みつつ建築士が一から図面を起こす住宅設計事務所なら、個性的なデザインと耐震性を両立させる家づくりが叶います。
ハウスメーカーや工務店では、ある程度住宅の仕様をパッケージ化したものも多いですが、住宅設計事務所なら素材や構造にもこだわれます。特に建物の骨組みである構造は、耐震性や耐久性にも大きく関わる重要なポイント。隅々までこだわった高品質な家を建てたい方に、住宅設計事務所はおすすめです。
住宅設計事務所では、建築士と打ち合わせを重ねる中でヒアリングした要望を、図面として形にしていくのが一般的。通路幅やドアの種類、窓の形など、住宅の住み心地の良さは細部のデザインでも大きく変わります。家づくりへの思いや考えを建物のデザインに積極的に取り入れたい方は、ぜひ住宅設計事務所での依頼を検討しましょう。
家づくりでは決めなくてはならない工程が多いため、施工までを担当するハウスメーカーや工務店では、納期の関係で次の打ち合わせまでの結論付けを急がされるケースもあるでしょう。住宅設計事務所はあくまで設計をメインに請け負っているため、施工店の手配状況を気にせず、時間に余裕を持った家づくりが可能です。
住宅設計事務所に依頼した理想の住まいを形にするなら、高いデザイン性に応える住まいの構造が欠かせません。木造と強度の高いラーメン構造を組み合わせたSE構法は、壁や柱が少ない開放的な空間でも十分な耐震性を維持し、建築士の設計でも選ばれています。高いデザイン性と安全性、そして快適な住み心地のすべてを叶える高性能な木造住宅が、SE構法なら可能です。
ここからは、実際に建築士が設計したSE構法の施工事例を見ていきましょう。
開放的な吹き抜けに、特徴的なカクカク形状の階段とアーチを描く開口が可愛らしいこちらも、建築士が設計したSE構法の事例です。既存住宅にはないオリジナルの空間の作り方からは、建築士ならではのデザイン力の高さが伺えます。
キッチンとリビング・ダイニングまでが一続きになり、さらに吹き抜けもつながっていますが、柱も梁も不要なSE構法なら視界を遮るもののない開放的な空間が実現可能です。
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前面に開口部の広い窓を備えた明るいリビングに、壁や柱も一切ないダイニングまで続く大空間が広がります。ゆとりある駐車スペースを確保できるビルトインガレージも茶道教室を開くこだわりの茶室も、建築士による設計と自由度の高いSE構法なら思いのまま。
1階は主に茶道教室のための茶室と、ビルトインガレージでスペースを使用。家族が集うリビングは2階に、プライベートな個室は地下に配置しました。このように住む人の暮らし方を重視した個性的な間取りも、住宅設計事務所なら叶います。
SE構法の躯体をあえて見せる「あらわし梁」が、白とグレー、ポイントに黒を配置した韓国インテリアの中でもひときわ印象的なポイントになった事例です。窓際に設置された床収納のヌックは、縁側のように腰掛けてくつろぐこともできますし、そのまま階段の一段目、二段目へとつながって空間に連続性を生みだしています。
リビングの上部を大胆に吹き抜けにし、壁面にも大開口の窓を取り付けるなど、建築士ならではの設計へのこだわりが魅力的な空間を実現しました。
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ヒアリングを通して一から建物を設計していく住宅設計事務所なら、希望や思いを取り込んだ理想の家づくりが叶います。一方でハウスメーカーや工務店に依頼する一般的な注文住宅と比べると建築コストがかかりやすく、建築にかける時間もある程度の余裕が必要になるなど、注意点についての考慮も欠かせません。
設計の自由さと耐震性の高さのどちらも叶えるSE構法は、建築士と共に考え抜いたこだわりの住宅を形にできる構造です。SE構法の施工は各地の認定工務店で行いますが、建築士が設計・施工した事例も多くありますので、ぜひご検討ください。
SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。
株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、
を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)