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狭小住宅で後悔してしまう理由を解説:快適な家づくりのポイントとは

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狭小住宅で後悔してしまう理由を解説:快適な家づくりのポイントとはのインデックス

都市部で家を建てるとなったとき、土地が狭くて狭小住宅になることは少なくありません。そこで不安に思うのが「狭さや日当たりなどで暮らしにくいと感じないか」ということ。せっかく住み続けるなら、快適でお気に入りのマイホームにしたいところです。

実は間取りやインテリアの工夫次第で、明るくて狭さを感じにくい狭小住宅を叶えることはできます。今回は、狭小住宅で後悔してしまう理由と快適な家づくりのポイントを解説します。狭小住宅と相性がいいSE構法についても触れているので、ぜひ参考にしてください。

狭小住宅とは

狭小住宅とは、狭く小さな土地に建てられる住宅のこと。法律的な定めはないものの、一般的に15坪(50㎡)以下の土地に建てられる住宅のことを指します。利便性の高いエリアや家が密集する都市部などによく建てられており、身近な存在といえるでしょう。

土地が狭くなる背景としては、住宅用地が確保しづらかったり地価が高すぎたりなどさまざまです。家を建てるのが難しい三角やくの字といった特殊な土地に家を建てるとなったときにも、狭小住宅は選ばれています。

狭小住宅を後悔する理由5つ

狭小住宅は後悔しやすいといわれていますが、具体的な理由は何なのでしょうか。ここでは、よくある後悔例を5つ紹介します。

近隣との距離が近すぎる

狭小住宅は住宅が密集しているエリアに建てられることが多いため、近隣との距離が近すぎるという問題点があります。距離が近すぎるとプライバシーの確保が難しく、話し声や生活音が漏れてしまうこともしばしば……。

防音性を高めれば問題ないのでは?と思うかもしれませんが、窓を開けたりリビング同士が隣り合わせになっていたりする場合は、お互い気を使うことになるでしょう。一日中近隣からの視線が気になると、好きなタイミングで換気や洗濯を干すなどがしにくくなり、ストレスにつながるおそれがあります。

日当たりや風通しを確保できない

狭小住宅は建物に囲まれてしまうことがほとんど。周囲に複数の建物が建ってると日当たりや風通しを確保しにくくなるので、間取りの工夫が必要です。

特に1階や家の裏側は日差しが届きにくく、日中でも照明がないと薄暗いかもしれません。採光や通風を確保できる間取りを計画しないと、住みにくさを感じて後悔するでしょう。狭小住宅を建てる場合は、優先事項に日当たりや風通しの確保を入れることをおすすめします。

生活動線の確保が難しい

敷地の狭さから3階建てになるケースが多く、どうしても階段の上り下りが増えてしまいます。もし1階で洗濯物を回して3階で干すとなれば、洗濯を干すたびに上下移動が必要です。1階にお風呂やトイレ、3階に寝室となった間取りでも階段の上り下りは増えるでしょう。

狭小住宅は快適な生活動線の確保が難しいため、そのなかでもコンパクトな動線にするにはどうしたらいいのか考えなくてはなりません。生活動線や家族の身体状況、ライフスタイルの変化なども視野に入れて家づくりを行わないと、生活しにくくなってしまいます。

ライフスタイルの変化に対応しづらい

ライフスタイルの変化に対応しづらいのも、狭小住宅ならではの後悔しやすいポイントのひとつです。特に子供が成長したり人数が増えたりすると、室内が窮屈に感じやすくなるでしょう。物理的に広くするのは難しいため、広く見えるように内装や家具のレイアウトを変える必要がでてくるかもしれません。

また足腰が弱くなってくると、階段の上り下りが負担になることも。3階に寝室やクローゼットがある場合、外出時やお風呂に入るときにわざわざ上り下りしないといけません。間取りの変更がしにくい狭小住宅は、設計の段階から将来を見据えて計画する必要があるでしょう。

空調効率が悪くなる

狭小住宅は、工夫次第で広い空間を演出することができます。間仕切りを減らしたり吹き抜けをつくったりすれば、視覚的に広く感じられるでしょう。

しかし、開放的な空間になると空調効率が悪くなる可能性があります。各空間がつながると広がりは生まれるものの、冷暖房の空気も家中に逃げてしまうので、快適な室温を保つのが困難に。空調効率が悪くなれば、電気代がかさんで家計を圧迫することにもつながるでしょう。

後悔しないための狭小住宅の家づくりのポイント

では、後悔しないためにはどのようなポイントにこだわればよいのでしょうか。ここでは、狭小住宅を建てる上で押さえておきたいポイントを4つ紹介します。

光と風の通り道を確保する

狭小住宅の間取りを計画するときは、優先的に光と風の通り道を確保して明るくて開放的な空間を作りましょう。隣家との距離が近い場合は、すりガラスを採用するなどしてプライバシーを守りつつ採光を確保しましょう。十分な光と風の通り道を確保できない場合は、天窓や高窓を取り入れるのも一案です。空調設備も整えれば、いつでも換気ができるようになるでしょう。

動線を意識した設計にする

生活動線や家事動線を意識して間取りを考えることも大切です。朝起きてから外出するまでの動線や、洗濯や料理などの動線をシミュレーションしてみましょう。仮の間取りをみながら無駄な動きはないか、配置的に動きにくくないか試行錯誤することで、暮らしやすい動線を実現できます。

また収納スペースを設置する場合は、生活動線上に配置するのがポイント。移動ついでに出し入れできれば、わざわざ収納スペースがある場所まで行かなくてすみます。

将来を考えた家づくりを計画する

ライフスタイルの変化にも対応できるように、家づくりを計画することも大切です。家族の増減や身体的な変化も想定して、部屋の使い道やバリアフリーも検討しておくとよいでしょう。

例えば子どもが増えたときのことを考えて部屋を2つに間仕切れるようにしたり、自立した後は書斎として活用したりと使い道を計画をしておくと空間が無駄になることはありません。段差の少ない家にして上下移動の少ない間取りにすれば、足腰が弱くなっても住み続けられるでしょう。

間取りの自由度が高いハウスメーカーを選ぶ

対応力や設計の自由度の高いハウスメーカーや工務店を選ぶことで、狭小住宅でも理想の間取りを叶えられます。開放的な空間を演出するには、耐震性を確保しつつ断熱性や気密性にも配慮しなければなりません。

これらを両立するには、ニーズに応えられる工法を取り入れているハウスメーカーに依頼するのがおすすめです。狭小住宅に関する知識と経験がありながら、快適性を高める間取りを提案をしてくれるハウスメーカーであれば、後悔のない家づくりができるでしょう。

狭小住宅との相性がいいSE構法

狭小住宅を建てるなら、SE構法の採用を検討してみましょう。SE構法は地震への強さと空間の広さを両立できる構法です。一般住宅に限らず狭小住宅にも向いており、十分な採光や快適な室温もパッシブデザインを用いると効果がアップします。日当たりや風通し、耐震性、大空間などさまざまな面から見ても、SE構法での家づくりはおすすめです。

木造ラーメン構造が叶える大空間

ラーメン構造とは、柱と梁のつなぎ目を強固に接合することで、耐震性を高めながら開放的な大空間を実現できる工法のことです。従来の木造住宅で3階建てを建てるとなると、安全性や耐震性の関係で耐力壁や筋交いを多く設置する必要がありました。そのため選べる間取りが制限され、理想のマイホームから離れてしまうこともしばしば。

SE構法であれば少ない壁や柱でも構造の強度を保つことができるので、狭小住宅でも広々としたリビングやガレージハウスを実現します。

駐車と居住スペースを確保できる

1階に駐車スペースを設けるには大きな開口部が必要なので、その分1階部分の壁や柱が少なくなります。建物を支える部位が少なくなると耐震性が下がることから、従来の木造住宅の多くは1台分の駐車場を作るのが精一杯でした。

しかしSE構法なら、構造上の強度を保ちつつ、最大開口9mまでのビルトインガレージの設置が可能です。これにより敷地に余裕がなくても、駐車と居住スペースを両方確保できる理想の間取りを実現します。

構造計算による家の安全性を証明

SE構法では、立体解析構造計算プログラムを用いて、すべての家の安全性を証明しているのも特徴のひとつです。具体的には、建物に加わる荷重を算出し、変形やねじれ、各階の固さのバランスなどをチェックしています。建物だけではなく基礎も構造計算を行い、安全性を検証しているのでより信頼できるといえます。

一般的な木造住宅では、壁量計算という簡易的なチェックしか行われていないことがほとんどです。しかしSE構法は、構造設計のプロが綿密な構造計算を全棟で実施しています。

後悔しない狭小住宅はSE構法で叶えられる

比較的狭い土地に建てられる都市型住宅「狭小住宅」。利便性の高い都市部に家を持ちたいという希望から、昨今人気の注文住宅です。好条件のエリアに家を持てるというメリットがある反面、日当たりや風通しの確保が難しいなどのデメリットも存在します。後悔しない狭小住宅にするには、間取りや構造、インテリアなどをトータルで綿密に計画を立てることが大切です。

間取りやインテリアなどの工夫で狭小住宅の快適性を高めることもできますが、それだけでは限界があります。従来の工法では難しい大空間や大開口を実現できる「SE構法」を選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。無柱の大空間や吹き抜け、日差しをたっぷり取り込める大きな開口部や高窓などを用いて、狭小住宅でよくある悩みを解消できるかもしれません。

SE構法で住まいづくりができるのは、全国にある認定工務店のみ。専門的な知識と技術、豊富な経験から、ライフスタイルに合った家づくりをご提案させていただきますので、ぜひご相談ください。

 

高い耐震性能と自由で大胆な空間デザインを両立する、耐震構法SE構法

SE構法は、木造住宅の構造技術です。丈夫な材料とラーメン構法による強い構造躯体と、一棟一棟に対する基礎から上部までの厳密な構造計算を行う点が最大の特長です。私たちの特長を是非ご覧ください。

SE構法とは…

株式会社エヌ・シー・エヌが開発した構法で、集成材とSE金物による堅牢な構造媒体を持ちすべての建造物に対してひとつひとつ構造計算(許容応力度等計算)を行うことで、

  • 木造でありながら地震に対する安全性
  • 壁や柱が少ない室内での「大空間」
  • 大きな窓を採用し光を取り入れる「大開口」

を同時に実現できる構法です。
(施工は全国の登録工務店でしか行うことができません。)

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