2024.12.14法改正/補助金
GX志向型住宅:100%削減の太陽光発電容量
省エネ計算サービスを提供しているエヌ・シー・エヌは、建築物の省エネ関連補助金について工務店・設計事務所の皆様向けに勉強会や仕様相談サービスを提供しています。
2024年11月29日に発表された「子育てグリーン住宅支援事業」において補助額160万円で話題沸騰中の「GX志向型住宅」の仕様についてまとめるシリーズ第4回は、「設備仕様(ハイブリッド給湯器編)です。
※解説動画_GX志向型住宅徹底攻略セミナー(2025年1月10日開催)

11月29日に発表された「子育てグリーン住宅支援事業」で160万円の補助金で話題沸騰中の「GX志向型住宅」の仕様についてまとめるシリーズの第5回は、「100%削減に必要な太陽光発電設備容量」です。 何をどの様に100%削減しなければならないのか、実際の計算書を見ながら分かりやすく解説します。
※解説動画_GX志向型住宅徹底攻略セミナー(2025年1月10日開催)
求められる条件は「一次エネルギー消費量削減率(再エネを含む) 100%以上」
全世帯が補助対象となる「子育てグリーン住宅支援事業」の「GX志向型住宅」では、再生可能エネルギー(太陽光発電設備)の設置が必須となります。太陽光発電設備に求められる要件は、「一次エネルギー消費量削減率(再エネを含む) 100%以上」です。 ※都市部狭小地、寒冷地等で一部緩和あり
まずは、「GX志向型住宅」の一次エネルギー消費量削減率に関する条件を整理しておきます。確認する数値は全部で3つです。
① 暖房・冷房・換気・給湯・照明の基準一次エネルギー消費量
② 暖房・冷房・換気・給湯・照明の設計一次エネルギー消費量
③ 太陽光発電設備による発電量(自家消費量+蓄電量)
「GX志向型住宅」では、下記のどちらも満たす必要があります。
・一次エネルギー消費量削減率(再エネを含まない):35%以上(②/① ≦ 0.65)
・一次エネルギー消費量削減率(再エネを含む) :100%以上((②–③)/① ≦ 0)
※子育てグリーン住宅支援事業の補助額や、GX志向型住宅に求められる基準は、こちらのコラムからご覧ください。

中部のビルダー様の事例
年間の日射地域区分がA4(年間の日射量が多い地域)にあたる事例です。性能はUA値=0.43と、「GX志向型住宅」のUA値の基準をクリアしています。
ここで、一次エネルギー消費量を確認してみます。暖房・冷房・換気・給湯・照明の基準一次エネルギー消費量は81,114MJ、設計一次エネルギー消費量は51,084MJでした。よって、51,084/81,114≒0.63より、一次エネルギー消費量削減率(再エネを含まない)35%以上の基準をクリアしました。
ここで、一次エネルギー消費量を確認してみます。

暖房・冷房・換気・給湯・照明の基準一次エネルギー消費量は81,114MJ、設計一次エネルギー消費量は51,084MJでした。よって、51,084/81,114≒0.63より、一次エネルギー消費量削減率(再エネを含まない)35%以上の基準をクリアしました。
続いて太陽光発電設備による発電量を確認します。

こちらの事例では、真南から東へ約36°、屋根勾配10°(2寸)の屋根に5.16kWの太陽光パネルを設置しており、このときの発電量は56,245MJでした。
よって、「設計一次エネルギー消費量 51,084MJ < 発電量 56,245MJ 」となっているため、一次エネルギー消費量削減率100%以上をクリアしていることになります。
まとめ
「GX志向型住宅」では、一部を除いて「一次エネルギー消費量削減率(再エネを含む) 100%以上」を満たす太陽光発電設備容量が必要となります。必要な容量は、年間の日射地域区分や建物規模、設備仕様を考慮して決定していく必要があります。実際の物件でお困りの際は、お気軽にエヌ・シー・エヌの建築環境設計(下記まで)にお問い合わせください。
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株式会社エヌ・シー・エヌ 東(あずま)・齊藤
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