2024.06.24コラム
UA値・BEIトレンド(6地域における過去2年の傾向)【統計レポート(2024.4)】
株式会社エヌ・シー・エヌの建築環境設計は、6地域において2024年3月期「1109件」の戸建住宅の省エネ計算を実施しました。断熱性能を表すUA値と一次エネルギー消費量(再エネを除く)の集計データがまとまり、過去2年間の半期ごとのグラフ化が完了しましたので統計レポートとして公表します。

グラフは横軸に断熱性能を表すUA値を、縦軸に一次エネルギー消費量を表すBEI(再エネを含まない)とし、散布図の形式でまとめました。同じ性能値になった部分は密集度の見えるかとして明度を緑→黄色と高めています。
2年前の2022年4月~9月の時点では、断熱等等級4(UA値 0.87)を満たせば長期優良住宅となり税制優遇や補助金の支給を受けることができました。

2022年10月以降、誘導基準がZEH水準(UA値 0.6、BEI 0.8)に変更された結果、散布図は線状降雨帯のように一直線の左下を向いて移動し始めました。

2023年4月~9月、次なる傾向がはっきりとしてきました。誘導基準(ZEH水準)が標準的な仕様になり、高性能を訴求するために、「断熱等性能等級6(UA値0.46)かつ一次エネルギー消費量(BEI 0.7)以下」に積乱雲ができ始めました。

2023年10月~2024年3月、積乱雲は左下の断熱等性能等級7(UA値 0.26)を目指すのではなく、一次エネルギー消費量(BEI)のみを下げる方向に一部移動し始めました。
これは全国的な傾向ではなく、東京ゼロエミ住宅 水準3(UA値 0.46、BEI 0.6)で210万円の助成金が支給され、この基準達成を目指す東京都内の物件が増加したことによるものです。
全国的な傾向としては、「UA値 0.4、BEI(再エネを含まない)0.65」が費用対効果も含め最も一般的となっていることが判明しました。
エヌ・シー・エヌでは、2025年4月省エネ基準適合義務化に向け、建物用途を問わず「省エネ計算サービス」を提供しています。誘導基準や上位等級性能を有する建築物に支給される補助金制度についてもご案内し、申請に必要な各種評価書や証明書の取得をサポートしています。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
株式会社エヌ・シー・エヌ 環境設計部 斉藤
050-1780-0264
https://www.ncn-se.co.jp/energy/
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