2025.02.16法改正/補助金
GX志向型住宅 徹底攻略セミナー(2025年1月10日開催)【ダイジェストレポート】
はじめに
株式会社エヌ・シー・エヌ(NCN)は、省エネルギーと健康・快適性を両立する建築物の普及を目的とし、最新の住宅補助金情報を工務店・ビルダー・設計事務所の皆様へ迅速にお届けするため、本セミナーを開催しました。
本レポートでは、GX志向型住宅の最新補助金制度や設計ポイントを要約し、これからの住宅設計に役立つ情報をお届けします。

【セミナーの主要ポイント】
1. GX志向型住宅と子育てグリーン住宅支援事業
2025年度の住宅補助金制度では、GX志向型住宅に対する補助額が最大160万円に拡充され、すべての世帯が対象になりました。
特に、以下のポイントが重要です。
補助金の概要
・GX志向型住宅(すべての世帯対象):最大160万円
・長期優良住宅(子育て世帯対象):100万円(建替えあり)、80万円(建替えなし)
・ZEH水準住宅(子育て世帯対象):60万円(建替えあり)、40万円(建替えなし)
補助要件
・断熱等級6以上(地域によっては等級7が必要)
・BEI 0.65以下(基準一次エネルギー消費量から35%以上削減)
・設計一次エネルギー消費量を太陽光発電などの導入により100%削減(ZEH)
※GX補助金の対象範囲が拡大され、今後5年間の継続が予測されます。そのため、早めに仕様を標準化し、補助金を最大限活用することが推奨されます。
2. GX志向型住宅の設計ポイント
補助金を活用するためには、高い省エネ性能を満たす設計が求められます。以下、地域別の対策と仕様例を紹介します。
地域別の断熱基準(UA値)
・7〜5地域:UA値 0.46以下
・4地域:UA値 0.34以下
・3〜1地域:UA値 0.28以下
断熱仕様のポイント
・屋根:高性能グラスウール16K、吹付ウレタン155mm以上
・外壁:グラスウール105mm+外断熱(地域による)
・基礎:Q1ボード50mm、新基礎計算推奨
・窓:樹脂サッシAPW330以上(防火地域はシャッター活用)
※上記は、5~7地域仕様になります。寒冷地ではW断熱や外付け断熱の採用が必須となるため、標準仕様の強化が求められます。見逃し配信動画では、4地域以北の仕様も紹介しています。
3. 設備選定のポイント
GX志向型住宅では、省エネ性能向上のため、以下の設備選定が重要になります。
暖房・冷房
・エアコン暖房(壁掛け・高効率)が推奨される
・地域によってはパネルラジエーター+ヒートポンプ併用
・寒冷地は「FFストーブ+エコジョーズ」も選択肢
給湯設備(BEI対策)
・ハイブリッド給湯器(エコワン)が最も効果的
・エコキュートの高性能機種(プレミアエコキュート)も選択肢
・エコジョーズは地域によってギリギリのライン
換気
・第3種換気(壁付け型)が推奨(低消費電力)
・熱交換型(1種換気)を選ぶ場合は消費電力に注意
設備のまとめ
特に給湯設備の選定がBEI値に大きく影響するため、事前の計算が重要です。
4. ZEH(ゼッチ)対応と太陽光発電の設計
GX志向型住宅では、太陽光発電によるエネルギー削減が必須です。地域ごとに必要な発電量の目安は以下のとおり。
太陽光発電の必要容量
・6地域(標準設計):約4.1kW
・4地域(寒冷地):約5.3kW
・2地域(厳寒地):約5.8kW
太陽光発電の設置に関するポイント
・屋根形状を片流れにする(設置面積の確保)
・設置が困難な地域(低日射・多雪地域)では特例対応(ZEH Readyなど)
特に、太陽光設置が難しい場合は「ZEH Ready基準」の適用や、「ZEHオリエンテッド(都市部向け特例)」の活用が必要になります。
5. GX補助金の今後の動向と注意点
今後のGX補助金の見通し
・2025年度以降も継続見込み(最長5年)
・予算消化が早まる可能性が高い → 早めの申請が重要
・すべての世帯が対象になったことで需要が拡大
注意すべき未発表の要件
・補助金申請時に必要な評価書(BELS評価書など)がどうなるか?
・地域による補助金併用の可否(都道府県・市町村の補助金と併用できるか?)
・設計時に必要な仕様(太陽光搭載義務の有無など)
※補助金の詳細要件がまだ確定していないため、最新情報の確認が必須です。
まとめ
今回のセミナーでは、GX志向型住宅の補助金活用法と設計ポイントについて詳しく解説しました。
補助金を最大限活用するには?
・省エネ基準を満たす住宅仕様の確立
・BEI 0.65以下、UA値基準クリアの設計
・太陽光発電の適切な導入(4kW以上推奨)
・早めの補助金申請・標準化戦略の検討
NCNでは、GX志向型住宅の補助金申請に必要なBELS評価書サポートや省エネ計算サービスを提供しております。
詳細は、当社ホームページをご覧ください。
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