お知らせ

2024.05.16お客様の声

【インタビュー】コバヤシホーム 小林社長(愛知県 蒲郡市)

NCN:

本日はインタビューのお時間を頂きましてありがとうございます。このページをご覧になられている方に、簡単で結構ですので小林社長から自己紹介をお願いします。

小林社長:

皆さんこんにちは。有限会社コバヤシホームの小林です。 陽と光と風を贅沢に、「あなた」らしさ、「想い」を贅沢に、パッシブデザインの快適な家を提供しています。先代から受け継いだDNAをもとに、KOZEN-STYLEという独自の思想のもと、建築をされるご家族一人ひとりの理想の住まいを提供させていただいています。

NCN:

ありがとうございます。パッシブデザインを採用されているということなので、省エネルギー性能やパッシブ性能の確認は自社でされているということですね。よろしければ具体的にどのようにされているのかお聞かせいただけますか。

小林社長:

敷地条件が分かった時点で、その土地における日照や風向などを周辺環境も考慮した上で日照シミュレーションを行い、プランニングの提案を行っています。

NCN:

まさに陽と風の提案ですね。

小林社長:

その通りです。敷地ごとの条件をしっかりとよみとりプランニングに反映することこそが私たち地域工務店の生み出している付加価値そのものであると考えています。全国一律に建築できるように商品化されたハウスメーカーさんとの一番大きい相違点です。お客様にもこの点を高くご評価いただけていると感じています。

NCN:

ハウスメーカーさんと競合することはありますか。

小林社長:

ハウスメーカーさんに一通りまわったのち、ご提案に満足されなかったお客様にお声がけを頂いている状況なので、競合することはほとんどありません。

NCN:

ハウスメーカーさんよりも魅力があるとお客様にご認識頂けている御社の強みは何だとお考えですか。

小林社長:

ご評価いただけている点が、3点ほどあると感じています。一つ目は、設計提案力だと思っています。二つ目は、性能に関するこだわり、三つめが、地域密着の顔の見える対応であると思います。

NCN:

順番に詳しくお聞かせいただけますか。

小林社長:

設計提案力としては、パッシブデザインを活用した設計と「光」(照明)の提案力です。独立する前から照明の提案力を磨いてきました。最近はインスタグラムで夜の照明が美しい写真を見て頂いてお問い合わせをいただくケースも増えていますので、強みの一つになっていると思います。

NCN:

二点目の性能に関するこだわりはいかがでしょうか。

小林社長:

パッシブ性能を引き出すためには、自然のエネルギーを最大限引き出す必要があります。まずはエネルギーといえば太陽光ですが、機械的な太陽光発電にはじめから依存するのではなく、上手に自然光を取り込んだり、さえぎったりすることで、エネルギーを使わずに快適な空間をつくることを目指します。

NCN:

南側に大きな開口を設けるとか、庇をつけるなど、昔ながらの日本の家屋の長所を採用するということでしょうか?

小林社長:

南向きの大きな開口や吹き抜けを活用することにより、冬に部屋の奥深くまで太陽のエネルギーを届け、暖房費を削減することが可能になります。昔ながらの良いところも活用しますが、現代のパッシブデザインはもっと進んでいます。デザイン的にもモダンで魅力的な空間提案を行っています。

NCN:

大きな開口や吹き抜けをつくると耐震性能や断熱性能が低くなりませんか?

小林社長:

耐震性能に関しては、木質ラーメン工法のSE構法を採用することにより、どれだけ大きな開口や吹き抜けがあっても耐震等級3で常にご提案しています。断熱性能に関しても窓の枠とガラスの性能を方位ごとに丁寧に選ぶことによって、断熱性能を表す数値であるUA値は0.46以下を、一次エネルギー消費量を表すBEIは0.7以下を下回る提案を基本としています。さらに温熱シミュレーションで室温が16℃を下回る頻度の分析まで行っています。

NCN:

三点目の地域密着に関しては、いかがですか。

小林社長:

地域工務店が選ばれる理由は、大手にはできない対応力であると思っています。お客様は素人ですから、現場でイメージがわくようになってから決めたいことも沢山おありになられます。都度、お客様や職方様と現場打合せを行える体制構築を行うことによって実現できています。

NCN:

具体的にはどのようになさっているのですか?

小林社長:

私たちは少人数で事業を行っていますので、コアバリューを発揮できること以外はアウトソーシングすることにしています。つまり計画・提案段階の省エネ計算は自分で行いお客様に目の前でお見せしますが、住宅性能評価やBELSなどの第三者評価機関に提出する計算と申請は外注しています。

NCN:

なるほど。そこでエヌ・シー・エヌの建築環境設計をご活用いただいている訳ですね。

小林社長:

その通りです。SE構法の構造計算依頼を行うプロセスでまとめて依頼をすることにより、当社側の工程なども把握した上で省エネルギー計算や住宅性能評価サポートをワンストップで提供して頂いているところが大変助かっています。特に評価機関とのやり取りは非常に細かく、一日中現場打合せを行って疲れて帰社した後に、計算作業やメール返信作業を行わなくて良くなったことは大きな進歩です。その時間を新たな受注のための活動に使い、より坪単価の高い高付加価値住宅をご提案できるようになってきました。

NCN:

エヌ・シー・エヌの建築環境設計が御社の顧客単価アップに貢献しているとは考えが及びませんでした。これからも少しでもお役に立てるサービス開発を行きますので、引き続きよろしくお願いします。

小林社長:

提出する書類の簡略化など今後ともサービス改善を期待しています。

NCN:

24時間依頼が可能なウェブ受付や記入事項の削減が可能な仕組みなど改善に努めてまいります。本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。

〈終わり〉

エヌ・シー・エヌでは、2025年4月省エネ基準適合義務化に向け、建物用途を問わず「省エネ計算サービス」を提供しています。誘導基準や上位等級性能を有する建築物に支給される補助金制度についてもご案内し、申請に必要な各種評価書や証明書の取得をサポートしています。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

株式会社エヌ・シー・エヌ 環境設計部 斉藤

050-1780-0264

https://www.ncn-se.co.jp/energy/

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